不良は腐男子だったようですまる

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体育館なう。ざわざわ。 始業式が始まる10分前だというのにうるさいなーと思っていたら、 どうやらこの騒がしさは始業式特有のざわつきというわけではないようだ。 「えっ?嘘!花山様がいらしてる!」 「なかなかお見えにならないのに!」  「相変わらず勇ましいお姿……」 「隣の爽やかな人は誰!?」 「チッ……花山が来てるよ…」 イケメンぱわーですね。すげーや。俺も爽やかって言われてるやったね!男にモテても嬉しくねえけどな! 舌打ち混じりの言葉はあえて無視するよ! 「宗夜ってやっぱモテるんだな」 「は?」 やべえ宇宙人に話しかけられたかと思ってすっげえ失礼な反応しちった花山くんおこですよねえええええええ 「そんなあからさまにビビるなよ。普通に接してくれ。俺お前しか普通に話せる奴いねえから。」 サラッと悲しい発言をなさったけどこれって花山くんタメおっけーな感じ??仲良くなれた感じ??おっしゃあ!! 「分かった」 嬉しくて自然と顔がにやける。ふへへ すると花山くんは一瞬驚いたような表情をしてまた真顔に戻った。え、なんですの? 「……気をつけろよ。お前多分絶対ぇケツ狙われるぞ。」 「恐ろしいことを」 別の意味で花山くんが怖くなった瞬間である。
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