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内山くん曰く、去年の3年生で、元風紀委員長だった先輩がいたときは、強姦なんてもってのほか、その他色々な問題も全くと言っていいほどなかったらしい。
確かにあの先輩はくそ怖かった。イキリミスったナリヤン共も恐れをなすほどの鬼風紀だった。
その先輩はもう卒業していない。これを好機と思ってか、卒業式以降、このような問題が起き始めているという。
「あぁ、あの風紀か…」
余裕ぶっこいて呟いている花山くんでも怖かったみたいです。目が死んでる。
つまり、去年までの学園のまま油断していると、襲われかねないと……
うわー、俺大丈夫かな……1年の世話……
「あの、要くん、聞いてもいいかな」
「なんでござんしょ」
「どうやってあの花山太壱を部屋から出したの……?」
花山くんは今、風紀に未遂事件をチクりにパシらせているところです。
「えー……っと、なんといいますか……」
趣味が合うから……とかだと最悪花山くんに嫌われるしな……
「ふ、ふたりは恋人……?」
「そりゃねえぜ!」
即答してしまった。まあいいや。腐男子×腐男子とか萌えない。ましてや当事者だなんて。
「そ、そっか、そうなんだ……」
内山くんはなんだかホッとした、みたいな表情だ。
お??これはまさか??
「内山くん花山くんがすき?」
ストレートに聞いてしまいましょう。
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