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ーーーーードサッ!
『…ぐ…っ、…がはっ!』
男が膝をつき、私を見上げる。
『…こ…これで…満足…か…っ。』
ーーーーーググッ…
男は自らの腹に刺さっている剣を握る。
『……………。』
私は言葉を発さずにただそれを眺めた。
『…ふっ。…やっぱりお前は…忌み子…か。』
血を吐き、死を前にして男は笑った。
『…言いたい事はそれだけか?』
ーーーーーグッ。
『……っぐ!!』
私は男の腹に突き刺さっている剣を掴み、
一気に剣を引き抜く。
ーーーーーブシャァァ!
『ーーー……っ!!』
男は目を見開き、口を大きく開け
次の瞬間には絶命していた。
ーーーーーヒュンッ。
血に塗れた刀を一振りし、
『……………。』
ーーーーースタ、…スタ…、
私は返り血を拭うこともせずに
静かにその場を去った。
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