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蝶:「すいません、あの2人が勝手に…」
月:「いいって、気にすんな
んじゃ行くぞ」
月裏と蝶華が道場へ向かおうと歩みだすと、秋が止めた
秋:「あのー…すいません…」
月、蝶:「ん?」
秋:「………エンとグゥがココアに釣られて行きました……」
月、蝶:「……………………はい………??」
月裏と蝶華は同じ表情だった
ーーーーー
雫:「うー、やっぱり外は寒いなー」
棗:「ほらココア、暖まれよ」
ありがとー、といってココアを受け取り飲んだ
雫:「ふー、暖まる~」
棗:「それにしても、中庭騒がしくなかったか?」
雫:「そうだった?あ!も、もしかしてさっきの怖い顔の人達…」
棗:「怖いって…大丈夫だよ、なんかあったら俺がついてるから」
そんな話をしていると、入り口に一人の男が立っていた
~~~~~
プルルルルッ、プルルルルッ、
海:「はい、姫乃です
…はい、外部からの電話ですね、お願いします」
事務室からの電話は、どうやら外部から海斗への電話だった
海:「もしもし…」
虎:『やぁやぁ姫君!
俺だよ、皆に愛されキャラの虎次郎だぜー?』
海:「はぁ…」
虎:『どった~?
もしかして俺からの電話で嬉しくて溜め息かい?
俺も姫君から愛されてるなー
あっ!独占欲は駄目だゼ☆』
海:「切りますね」
虎:『愛されキャラは事実だが、冗談は乗れよ姫君やい…』
海斗は笑顔で受話器を置きかけた
ーーーーー
棗:「じゃ、俺着替えてくるは」
そういって更衣室にいった棗を見送った後、一人でココアを飲んでいた
雫:「(こんなに寒いならカイロ持ってくればよかった)
家に帰っても暇だしな~ 」
あまりに暇だった雫は竹刀を持って剣道の真似事をしだした
棗:「お待たせ。なんだ、雫もしたいのか?」
雫:「あ、違うの。暇になったからちょっと真似してただけ」
そういって竹刀を棗に返した
棗:「そうだ、ちょっと手合わせしてみるか?」
雫:「え、私なんか相手にならないよ」
棗:「暇なんだろ、ちょっと付き合えよ」
まさかこんな日が来るとは思ってなかった
剣道の大会でも優勝や準優勝をとっている棗となんかにかなうはずないのに
棗:「じゃ、雫からこいよ」
雫:「わ、私から…
はぁっ!!」
棗に向かって走り出そうとすると入り口にいた人が動いた
?:「レディとやるなら、オレとしようぜ?」
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