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蝶:「スイ!キィ!」
雫と棗の後ろに、羽の生えたマスコットサイズの翡翠色の瞳の蛇と、黄色の瞳の狐がいた
ス:「こんにちは、小澤 雫、河野 棗
私はエンヴィーの彩魔、世話係のスイよ」
キ:「俺はグリードの彩魔のキィだ」
スイは微笑み、キィは雫に嫌な予感を感じながら自己紹介する
エ:「よくここに来れたね」
ス:「魔力使ってギリギリね」
キ:「俺にとっちゃ簡単だったがな
ここは招待制だから潜入に少し時間…」
グ:「説明長いんだから今は黙ってろキィ」
キ「グスン………」
蝶:「雫……?」
雫:「かっわいー!!」
そういうと、雫はスイとキィを抱き締めた
棗:「お前はまた…」
雫:「かわい~♪なにこの生き物!!反則だよ~!」
ぎゅうぎゅうと抱き締めると苦しそうな声が聞こえてきた
ス:「うぐっ……これがエンヴィーなら…このままへし折れていい………」
キ:「脊髄が脊髄が脊髄が~~~~!!!」
スイは凍死寸前のように妄想を呟き、キィは悲鳴を上げた
エ:「雫が気に入ったならそのままでいいよ」
グ:「凍死蛇と軟体狐が出来上がるな」
蝶:「彩魔の扱い雑…
雫、抱っこしてていいけど、締めすぎるなよ」
蝶華は雫の腕を少し緩めた
蝶:「スイとキィは吸血鬼もどき…上級悪魔だよ
そして、主のエンヴィーとグリードはデーモという上級悪魔だ…」
棗:「上級悪魔?なんだそれは…」
雫:「どこかで聞いたことあるような…ないような…」
二人とも首を傾げる
ス:「貴方達人間の住む下界と別に、悪魔が住む魔界があるの
そこでは下級、中級、上級悪魔がいる」
キ:「下級悪魔は下界に降りることは許されない…
だが近年下界に勝手に降りる下級悪魔が増えて、
その下級悪魔を一掃するのが、『七つの大罪』を名に持つ上級悪魔〔煉獄〕と、悪魔達と共鳴し契約した人間“シン”だ」
スイとキィは真面目に説明するが、雫に抱かれている為、何やら締まらない
蝶:「エンヴィーが『嫉妬』の悪魔、グリードが『強欲』の悪魔…そして私は2人を従える契約者、シンだ
私達は説明したぞ
次は雫達の番だ」
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