教師と狐

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~~~~ 蝶華達が振り向くと、若い男性が立っていた スーツにジャンパーという服装から、星華学園の生徒ではなさそうだ ?:「あっ、すいません 外部の方だと思って…」 秋:「いや、すいません 職員室に誰もいらっしゃらなくて…」 蝶:「すいません…」 秋と蝶華は男性に頭を下げた 蝶:「お前達も!」 エ、グ:「ぐえっ!」 蝶華は男性を見ているままのエンヴィーとグリードの首を掴んで頭を下げさせた どうやら、海斗は他校の生徒が来ることを知らされていなかったらしい 海:「いえ、大丈夫ですよ、それより、どうかしましたか?」 秋:「学校をちょっと…「おーいたいた」?」 後ろから声を掛けられ振り返ると、そこには白衣を羽織った人が立っていた 海:「月裏先生、どうかしたんですか?」 月:「おー海斗、こいつら俺が校内案内するよう校長から言われたんだよ」 そういって、秋達を見て自己紹介をした 月:「月裏だ。校長からは話を聞いてる。で、どこ見て回るんだ?」 秋:「あっ!貴方が月裏先生ですか いや、まず自己紹介から 頴華学園生徒会長で伝説生物同好会部長の田浦 秋です」 蝶:「黒神 蝶華です」 エ:「狼ノ宮 苑美でーす」 グ:「狼ノ宮 虞利度だ」 秋と蝶華がかしこまって自己紹介をするが、エンヴィーとグリードは普段と態度が変わらない 蝶:「お前達……!」 蝶華が海斗と月裏に分からないように小声で2人を睨むと、2人は汗をかいてハハッ…と視線をそらした 海:「頴華学園の皆さんわざわざご挨拶ありがとうございます、私の名前は姫乃海斗です」 月:「よし、挨拶も済んだところでどこ周りたいんだ?校長からはどこまわってもいいって言われてるからどこでもいーぞー」 きだるそうに言う月裏に海斗が注意する 海:「月裏先生、もう少しシャキッとしてください、まったくだらしないんだから」 月:「んぁ?いーんだよ、大体今は冬休みだぞ。生徒も誰もいねーだろうしな」 まったくあなたって人は…と呆れている海斗 月:「まったくうるせーやつだな。で、どこだ?」
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