教師と狐

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月裏に聞かれ、蝶華と秋は既に見学ルートを考えていた 蝶:‘“オザワ シズク”という名前なら、恐らく女子生徒だろう 出来るだけ全クラスを回って確認していこう…’ 秋:‘もし生徒がいたらさりげなく聞いてみよう 多分“オザワ シズク”は何も知らないだろうから、変な噂になって迷惑かけねぇようにしねぇとな’ 秋:「じゃあですね……」 グ:「んじゃさ、剣道部見学さしてくれ」 エ:「俺も!」 秋の話を遮りエンヴィーとグリードが月裏に言った 秋:「はぁ!?」 蝶:「こらっ!!話が違うだろっ!!」 エ:「いやぁ…先生がどこでもいいって言ったからさ…」 グ:「道場なら身体動かせるし、 それに剣使うみてーにやるんだろ剣道って」 竹刀を振るようにしながら、エンヴィーとグリードは瞳を輝かせながら話す 蝶:‘そうか…2人は剣使う相手に憧れてたな…’ 2人の憧れるうしおに、仲の良いレイブン 〔煉獄〕で腕の立つ悪魔達が刀や剣を使うのを傍で見ていた為、 自分達は特定の武器だけを使用しないが、剣を使う者の話には瞳を輝かせるのだ 月:「そこでいーんだな、じゃあ靴に履き替えてこいよ。道場は外にあるからな」 そう言われたので靴に履き替えて中庭で待っていた すると、学生らしき男女の話声が聞こえてきた 雫:「私はココア!」 棗:「はいはい、分かってるから。だから買ってきてやるって言ったのに」 雫:「だ、だって一人で待つとか寂しいじゃん!」 はいはいといいながら二人はどこかへ行ってしまった 月:「お待たせ、じゃ行こっか」
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