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友達である毅一にそう言われ、千晶さんは深く考えずに再び毅一と会った。
元旦の夕方2人で神社に初詣に行き、その時千晶さんは「笑美も一緒に来るもんだと思ってた」と言って笑っていたのだそうだ。
きっと千晶さんは、毅一が自分の事を好きになったなんて思いもしないんだろうな。
だって彼女は、ずっと私たち2人の交際を見守ってくれていたのだから。
私と毅一がケンカをすれば、いつも一番に仲裁に入ってくれた。
そして就職の事で悩み相談した時も、「毅一の事よりも自分の夢が大事だ」と背中を押してくれたはずなのに・・・。
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