【序章】

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…………。 「はぁ…。」 何だろう。 少し嫌な予感がする。 「やぁちゃん!おーまぁーたぁーせ!」 遠くから日向の叫び声が聞こえてくる。 そして“ガラッ”と、扉の開く音と共に日向が入ってくる。 日向は息を切らしながら、 「ごめんね、先生の話長くてー。」 「其れは当たり前だと思うよ。卒業式だもん、私のクラスが可笑しいだけだと思うよ。」 「千葉先生だしね。って言うか早く神社行こう!」 そう、今日は南中の卒業式だ。 私のクラスは、早く解散した。 そしてクラスの人達は今までのグループで集まり、泣いたり話したり色々と騒がしい
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