「レノの図書館」について

6/8
前へ
/28ページ
次へ
【各図書館の所在地と特色①】 レノの図書館は全て、『見つけられぬことはないが、見つけるのは大変困難な場所』にあります。 司書以外の一般住民は、生涯を賭してレノの図書館を探す人でも1つの館を見つけれれば良い方で、2館以上を発見し訪れることが出来る人は希にしか存在しませんのでご注意ください。 【第1館】 マリス地区の東側、神殿の遺跡の奥地に存在します。 神殿は迷宮のように入り組んでおり、崩れてしまいそうな危険な場所もあるため、人が入ることはほとんどありません。 この図書館はレノが最初に作った図書館であり、『レノの図書館』全7館のうちでも中心的な役割を果たしています。 図書館の最奥部には大きな時計と歯車に囲まれた庭園があり、そこにはパタローダという義足の少女が座っています。 各館に連絡事項などを伝達したり、図書館内部の状態を確認したりするのが彼女の仕事であり、すべての仕事を座ったまま行います。 またパタローダの義足の先は歯車となって部屋内部の時計と繋がっており、彼女が立ち上がってその時計の針が大きく動いたときに、世界が変わると言われています。 【第2館】 ジグ地域の東側の海底に存在します。 もとは地上にあり、一般の図書館に付属する形でその姿を隠していましたが、カタルシスによる地形変化で深海へと沈みました。 深海へあっても『レノの図書館』は正常に機能していますが、かつて併設されていた一般の図書館は、廃墟となって海底に存在しています。 カタルシスの際には、司書や館長も総出で併設された図書館からレノの図書館に本を避難させましたが、その際傷んでしまった本も多く、現在でも修復作業が多く行われています。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加