「レノの図書館」について

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【各図書館の所在地と特色②】 【第3館】 カテリゴ南区、中心街ヨーク・ラルからみて北東にある湿原の奥地、木々と湖に囲まれた場所に存在します。 戦争と災害の影響でそれまで隠れ蓑となっていた樹木が減ってしまっているため、司書たちは植林作業なども行っているようです。蔵書も植物に関するものが多くあります。 【第4館】 カテリゴ北区の北部に広がるロドニー雪原の中に存在します。 この雪原はほぼ一年中吹雪が収まることがなく、生物がほとんど寄り付かない地域ですが、1年のうちに2日だけ寒さが弱まる日があり、司書たちはその日に合わせて「出張」などの外出をしています。 外観が真っ白なこともあり、吹雪の中では『レノの図書館』の中でも非常に見つけづらいと評判で、司書たちの中にも、すぐに図書館に帰ることができず、しばらく吹雪の中を歩き回る者もいるようです。 【第5館】 ラプティーナ地区東部に広がるカーバム砂漠の遺跡の地下に存在します。 かつての入口が砂に埋もれてしまい開かなくなっているため、暫定的に別所にある裏口を使用しています。 この館は地下にあるために火の手から本を守りやすく、図書館が作られるより前の時代の貴重な書物も多く所蔵されています。
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