リヴァイ夢小説

3/4
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
もうすぐ20歳の私は身長が低いのがコンプレックスだ 私が低いっていうより皆が高すぎるんだけど… 後輩で可愛がるエレンやミカサ達が話しかけるときは必ず視線が下がる 悔しい!150㎝代は悪くないもん! そんな私の訓練生時代からの憧れはリヴァイだった 人類最強と言われるリヴァイ 私より高いけど周りより小柄、でも彼に惹かれる人間は多い 現に私もその1人 憧れの彼の傍にいたくて調査兵団に入団した でも、彼から私に声かけて恋人の今に至るのはびっくりだったよ 「って、どうしたの? いつも部屋以外でこの態度しないって決めたとき賛成したでしょ?」 「緊急時は無しだっただろ お前こそどうしたんだ? 身長ちいせぇくせに他の奴よりクソ真面目に仕事するお前が、エルヴィンの話中に無理してる顔して」 「小さいは余計!!」 リヴァイも自身の身長を気にしているからって、自分より小さい私に毎度毎度……!! って…リヴァイは私のこと心配してくれてる…? 「…何でもないよ 最近ミカサの対人術の相手してるから疲れただけだよ」 駄目だよ 『夢見て憂鬱でした』なんて普通に雷落ちるし、リヴァイを心配させたくない だって、彼は強いし人類最強、皆の希望だよ 彼より弱い私なんかが彼の歩みを止めてはならない… 「では失礼します、リヴァイ兵長…」 敬礼して自室へ向かおうと彼に背を向け振り返ったとき、 ギュ…… 「……無理するな……」 リヴァイが後ろから私を抱きしめた 「リヴァイ……!?…」 「どうせ、『自分ごときで止めたくない』とか考えてんだろ?」 バレてる…以心伝心!? 「って、無理なんか………」 「悩みあるなら言えよ 少なくともお前の前にいるときは『恋人』の俺だ… お前が無理するの見たくない……」 リヴァイのその一言は、私を楽にしてくれるのに充分だった 「…くだらないことだよ? …夢を見たの 私の目の前で、リヴァイが巨人に跡形も無く喰われた夢… 今まで仲間が死ぬのたくさん見ながら闘ってきたのに…、 どうしてだろう… 貴方は強いのに、いつ私の前から消えてしまうか怖くてしょうがないの…リヴァイ……!!…」 気持ちを言葉にする程涙が溢れる 「ごめんね…私、貴方に見合う程強くないみたいです…!!……」
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!