リヴァイ夢小説2

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「ゴホッ!ゴホッ!」 最悪… そう思いながら私はベッドで寝ていた ったく…、 新しく入団した後輩の中の馬鹿達が掃除中にふざけてたせいで、私は頭からバケツの水被ってこんな始末 最近書類とか実戦訓練とか忙しかったから気晴らしに掃除手伝ってたんですよ神様 私悪い行いしてないのに…神様なんか、巨人に襲われかけてハンジさんの実験台にされればいい… コンコン 「はい……」 時計を見れば昼 誰かが食事を持ってきてくれたのかな? 無言のまま部屋の扉が開くと…… 「自分でメシ持って来れねぇのか」 へ? ……へへへへへへへ兵長!!? リヴァイ兵長がしがない兵士の私の食事持って来てくれた!? 「…おい、何固まってる?」 はっ!駄目だ私! 憧れのリヴァイ兵長をこんな間近で見れるんだから! 「あ、あの… 兵長が私の食事を……?」 「ああ、エレンから掃除中にお前が風邪を引いたと聞いた 悪かったな 当番じゃなかったのにやってもらって、風邪も引かせた」 リヴァイ兵長はコトッとテーブルに食事を置き、ベッドに座った 「てか、気晴らしに掃除手伝うってクソ真面目だな 手伝うのは助かるが、自分の仕事を終わらせてからにしろ バリバリ働くお前がいないから、お前の部下達が泣き喚いてたぞ」 「す…すいません……」 風邪時も相変わらずお言葉貰いました 流石です兵長… 「復活したら即刻仕事してもらうぞ」 「はい……」 「だから早く治せ」 そう言って食事を私の前に出す 兵士の食事情はあまり良くないギリギリの状況なのに、私の前の食事はどれも消化の良いものばかり デザートに苺ちゃんも 「早く食え 他の奴等に見られたら食費も作ってもらうのも、俺の金が足りなくなる」 えっ?これ兵長の自腹…?私の為に……? 「おい、顔赤いぞ 熱上がったのか?」 リヴァイ兵長が私の額に手を添える あああああ貴方が優しい言葉かけてくれるせいですっ!! なんて言えず、 その日はずっとリヴァイ兵長が看病してくれました 前言撤回、 神様ありがとう!!! 後日、私の風邪が移ってしまい、人類最強の彼が寝込みました お返しに看病をしよう そう思いながら、 団長とハンジさんを味方に回し、多数の兵長を看病したい人達を退けた私は、自腹で食材を買い作った食事を持ち、彼の部屋の扉をノックしたのだった…
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