愛の夢

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そして、俺は椅子に座った。 「…話しって言うのは、愛のことなんだ」 「愛のこと?」 「愛の日記を読んで俺、愛は幸せだったのかなって思い始めたんだ!仲のよかった橘さんならわかるかなって思って…」 「……愛が幸せだったか?」 そう言うと、橘さんは愛の日記を読み始めた。 「……」 そして、日記を読み終えると 「……愛は幸せだったと思うよ!」 と言った。 「本当に!」 「だって、こんなにも高岡くんのことを『愛』せたんだから!!幸せだったと思うよ!」 橘さんは愛の日記を手に持って言った。 「そっか!!」 俺は少し安心した。 「ただ……夢は叶えられなかったけど……」 「夢?」 「そう!!夢……。 愛の夢は…… 高岡くんの お嫁さんになることだったんだ……。 」 「…!?」 俺は驚いて言葉が出なかった。
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