愛の夢

7/7
前へ
/39ページ
次へ
「ほら!!ここ読んで!!」 橘さんは愛の日記のある部分を指差した。 <将来、たかちゃんのお嫁さんになる。> 俺は橘さんが指差した愛の日記を心の中で読んだ。 「愛は日記に自分の夢を書いていたんだよ!」 俺は愛の日記を手に取り日記を読んだ。 そして… 俺は…… 涙を溢した。 (愛……) 「高岡くん?どうしたの?」 「いや……愛のことを思ったら、涙が出てきて……」 「高岡くんって、ほんっと優しいよね……。あれから、10年くらい経つのに……」 橘さんの目は涙で潤んでいた。 それから、橘さんは夕方に帰った。 橘さんが帰るとき俺に 「愛の分まで幸せになりなよ!!」 と言った。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加