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「ほら!!ここ読んで!!」
橘さんは愛の日記のある部分を指差した。
<将来、たかちゃんのお嫁さんになる。>
俺は橘さんが指差した愛の日記を心の中で読んだ。
「愛は日記に自分の夢を書いていたんだよ!」
俺は愛の日記を手に取り日記を読んだ。
そして…
俺は……
涙を溢した。
(愛……)
「高岡くん?どうしたの?」
「いや……愛のことを思ったら、涙が出てきて……」
「高岡くんって、ほんっと優しいよね……。あれから、10年くらい経つのに……」
橘さんの目は涙で潤んでいた。
それから、橘さんは夕方に帰った。
橘さんが帰るとき俺に
「愛の分まで幸せになりなよ!!」
と言った。
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