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俺は隣の部屋から愛の日記を取りに行った。
そして、食卓に置いた。
「たかくん……これは?」
「日記……愛の日記だよ!!」
「あ…愛さんの日記!?」
りさこはとても驚いていた。
「りさこ…読んで…」
パラパラ
「…」
りさこは愛の日記を読み始めた。
パタン
りさこは愛の日記を読み終えて日記を閉じた。
「……読んだけど……」
「りさこ……俺、りさこに黙っていたことが、2つあるんだ!」
「え!?」
「…愛についてだけど…りさこと須賀屋には愛は突然交通事故で亡くなったって言ったけど、実は……愛は……病気で亡くなったんだ」
「……」
「愛は高校1年の5月に病気で入院したんだ。そして……日記の最後の日の翌日から意識が無くなり……1ヶ月後に亡くなったんだ」
「え!?」
りさこはもう一度日記を読んだ。
「日記の最後の日の翌日って……私とみやが愛さんと会った日だよね?」
りさこはとても不思議そうに言った。
「そうだよ!でも、その時愛は病院にいた。もう愛の意識はなかった……」
「?」
「愛は最後に俺に会いに来たんだ。俺への『愛』の想いで俺やりさこや須賀屋の前に現れたんだよ!!」
「…もしたかくんの言ってることが本当ならそうかもしれない…」
「りさこ!…これは本当の話だ!!」
俺は真剣な顔で言った。
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