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「あの時…俺がりさこにキスをした時……実はりさこに『愛の弾丸』を使ったんだ…」
「『愛の弾丸』……」
「『愛の弾丸』は俺が本当に好きな女の子に使用すれば、その女の子が俺に惚れる『愛』アイテムなんだ!!」
「……あの時、突然私は物凄くたかくんのことが好きになったの!!そして……キスをした時……たかくんとずっと一緒にいたい!離れたくない!って思ったの!……この時の想いは『愛の弾丸』の効果ってこと?」
「そうだよ!りさこは俺のことは好きではなかったんだよ!この時からりさこの俺への『愛』は偽りだったんだ!!」
「……!?」
りさこは驚きを隠せなかった。
「…俺はあれからりさこの恋愛を奪ったんだ……りさこの気持ちを考えずに自分の欲のために使ってしまったんだ!!」
「……」
りさこは黙っていた。
「…」
「…」
お互いに沈黙が続いた。
「り…りさこ…俺とわかれ……」
「ほ…本当のこと話すと……私とみや、高校の入学式よりも前からたかくんのことを知ってたんだよ!」
「え!?」
俺は驚いた。
「わ…私は初めてたかくんと出会った時からたかくんのことを気になっていたんだよ!」
そう言うと、りさこは俺と初めて出会った時のことを話し始めた。
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