愛の思い出

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「実は、高岡くんがサッカー部に入ってから、愛が高岡くんの応援に行きたいって言ってたんだ。でも、ほら!!高岡くんって……レ…レギュラーじゃないよね?だから、高岡くんがレギュラーになってから応援したら?って言ったんだ!!そしたら、愛なんて言ったと思う?」 「さぁ……」 「愛はたかちゃんのことを最初から最後までずっと応援したいの!!って言ったんだ!!」 「……」 俺は言葉が出なかった。 「それで、昨日 「たかちゃんに明日頑張ってって言ってくる!」 って言って、高岡くんに言いに行ったんだ!!でも、高岡くんに 「来なくていい!」 って言われたから愛は 「行かない!」 って私に言ったのに今日、黙って来てさぁ~!しかも、あんなに遠い所にいて!! 愛ってさ、ほんっとわからないよね!もしかしたら、愛は高岡くんのこと好きかも?」 「な…なんでだよ!!あ…あいつとは仲のいいと…友達だよ!そ…それにあそこにいるの愛かどうか遠すぎてわからない!」 「高岡くん!顔が赤いよ!!」 「あ…赤くないよ!!」 この時、俺は愛のことを初めて意識した。
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