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ここは地球。地球は今、『銀河帝国軍』と名乗る宇宙人との戦争で1年も過ぎていた。
帝国軍の目的は地球の侵略。
そんな宇宙人との戦闘が続いている中、まだ戦場が広がっていない日本では……
店長「おい、バイト!寝てないで配達に行けっ!」
タカシ「暇だから寝てたんだ」
店長「んだとぉ~!!」
赤川「すみません、店長!ほら、配達に行くよ」
タカシは同級生である『赤川 ハヤト〈セキカワ ハヤト〉』のおかげで、その場を後にすることができた。
この2人は学校をサボって、ピザ屋でバイトをしているのだ。
赤川「ったく、また店長を怒らせて……」
タカシ「寝る時に寝ていただけだ。バイトなど、くだらない」
赤川「じゃあ、何で働いてるの!?」
タカシ「お前が誘ったからだ」
配達の準備をしながら話すタカシ。
また、同じく配達の準備を進める赤川は呆れた表情でタカシと一緒に店を出る。
赤川「アスノが転入してから1ヶ月だけど、時々思うんだ。お前は何なのかって」
タカシ「俺も時々、そう思う。俺は何なのか……。そもそも、自分が誰なのか……考えないヤツがいるのか?」
赤川「確かに、僕も自分自身のことを考えるな」
赤川がそう言っている側で、タカシは配達のピザをバイクに乗せてエンジンをかける。
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