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罪の色の黒を身にまとい路地裏を歩き続ける。
『清を連れて行くな!清!清!』
『蘭!…蘭!』
僕の腕をつかむ黒いスーツを着た男たち。彼を見ながら叫ぶけれど、どんどん離れていく。彼が僕に手を伸ばすがその手を握り替えしてあげることもできず連れて行かれる。
また…
気持ち悪い……なんて生々しいのだろう。その場にうずくまっていると後ろから衝撃を受けそのまま気を失ってしまった。
ー雨音!起きろ~飯、喰っちまうぞ!
陽一さん、生きていたんですか!陽一さん、よかった。
陽一さんの姿が消えていく。
待って…待ってよ!陽一さん!
追いかけても追いかけても追いつかない。
「いい加減起きろ!」
冷たい水をかぶせられ目が覚めると僕は腕を縛られていた。そして目の前には見覚えのある人たちだった。
「よくもこの間はボコってくれたな!」
お腹に強い衝撃を感じその後も体中に激痛が走る。僕が反応しないのが面白くないのかなぜか服を脱がし始めた。
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