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「やめろ!」
「おぉ~いい反応!こいつ女みたいな顔してるしヤっちまおうぜ!」
一人の男が僕のズボンに手をかけてきた。僕はそいつに蹴りを入れた。よろけたのを見て急いで立ち上がり腕を縛られながらも攻撃した。
僕の短剣は…
短剣を探し見つけると鞘から抜き縄を斬った。はだけた上半身、体中の痛み。ここでやらなければ僕がやられる。そう考えているとなにかがこみ上げてくるような感じがした。そして次々に斬っていった。動脈を斬ると綺麗な赤い血が血飛沫となって出てくる。それが雨のようになり血の雨を降らせているようだった。
「…バッバケモノ!来るなぁ!」
最後の一人を殺した。周りは血の海でそこにはさっきまで生きていた人間。
手にはあのときと同じように血がついていてシャツにも付いていた。空間が鉄臭く狂ってしまいそうだ。
短剣が手から落ち手は震えていた。
ここを離れないと……
足が震えてうまく歩けない。いつも殺すとこういう症状がでる。
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