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魔王の腕だ。
「…っ!」
魔王が悲鳴をあげようとした瞬間、またしても血しぶきと音がする…
どうやら一箇所ではないらしい。
ボトッ…ボトボトッ
腕、頭に片足が転がっていた。
ほんの一瞬だ…魔王はピクリと動かなくなり、ただの肉片になったのだ。
しかも勇者は無表情で肉片になった魔王を見ながら右腕についた大量の血を布で拭き始めた…魔王を右腕一本で肉片にしたのだ!!
武器も使わずに。
イーグルは武器を持っていないわけじゃない…背中には二本の自分の体と同じくらいの巨剣が……
「剣は使わずか…買った意味ないな……。」
布をしまい込むとイーグルの前には小さな人型の魔物が……
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