第7話*交わる視線、交わる気持ち
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冷たいペットボトルを奈々から手渡されたけど、口にする気にはなれなかった。 そんな私に気付いて奈々は少し笑うと、器用な手つきでフリスクをケケースにセットする。 トントン、と手のひらでフリスクをたたくと、コロンと小さな粒が奈々の手に落ちた。 「こんなヤツだから、優は私と付き合ってくれてたんだろうなぁ」 そして、ぽつりと呟いて。 「…付き合ってくれてた?」 「うん」 自嘲気味に笑った。
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