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「ちゃんと好きだって言えよ」
放課後、私の肩をみんなが笑いながら叩いていく。
あの叫びのせいで、一日中からかわれて散々な思いをした。
まぁ、自業自得なんだけど。
私は保健室に向かうと扉を開ける。
「また伊東君はおやすみ?」
保健の先生にそう聞かれ、私は頷く。
優の姿をあれから見ていない。
カバンもなかったし、帰ったんだと思う。
「さぁ、発表は明後日よ。それまでに印刷しなきゃいけないんだから、今日と明日で仕上げてね」
そういう保健の先生の言葉に、手元の紙に視線を落とす。
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