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べリアルらが転移されると、そこは戦いの真っ最中だった。
炎八大蛇が3人の侵入者と対峙し、その後ろで震えながら様子を見ている1人の男。
Aランクの炎八大蛇を侵入者達は圧倒している。
「だすげに来てくれたのか!!」
男はヒョロヒョロの身体に緑色の肌。
恐らく魔族の者だろう。
鼻水を滴ながら震えている。
恐怖からか呂律が回っていない。
「SOSの信号を受けて来たんだが??」
「何でもやるから助けてくれッ!?……わわわわわわッ!!」
そんな魔族の男を殺そうと、侵入者の1人が斬撃を放って来た。
べリアルがそれを受け止める。
相手は3人だが全員手慣れの者だと分かった。
「獅黒龍!! ネアを頼む」
べリアルを敵と判断したのか、侵入者の1人が向かって来る。
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