第1章

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「誰もいないから遠慮しないで」 「おじゃまします…」 家に入ると、ようやくつかまれていた腕が解放された。 誰もいないと言われたけど、とりあえず挨拶。 一歩足を踏み入れたその家は、なんだかひんやりとしていて妙な感覚に襲われる。 「?」 その違和感にキョロキョロと左右を見てみるけど、あえて変わったところはない。 はじめて訪れた家だからかな?と、その違和感を打ち消し、階段を上る奈々の後ろをついて行った。
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