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この森からそう離れていない屋敷へと急ぐ。
やる事は、まだまだあるのだ。
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屋敷の周りに幾重にもバリアを張り巡らして、シルヴァーノは屋敷の中へと入って行った。
入口付近に見覚えのある馬が草を頬張っている。
その隣にシェルスタを留まらせ、水と食料を用意した。
扉付近で横たわらせた少女を見ると、目を覚まして辺りを見渡していた。
その中でシルヴァーノと目が合うと、ぺこりと頭を下げる。
反射的にシルヴァーノもそれに習ってしまった。
「目が、覚めたか」
「えっと、ここどこですか?」
少女はキョトンとして大きな赤みがかった瞳でシルヴァーノに尋ねた。
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