第1章

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「それを…まあ、怪しい輩のお嬢さんが持っていましてね」 「お前に言われたくないとおもう…黒犬」 こいつほど怪しい輩が居るわけないのだから。 「それを奪取したいなと」 「あんたがしてこいよ…俺はやだ」 拒否を口にすれば、首に嫌な感覚が走り、理解した。 ハサミが突きつけられている。 気が意外にも短いと言うのか…将軍というのか…まあ、質が悪い。 リルヴィが珍しい物を集める理由を知る身だからよけいに。 多分…また黒薔薇と白薔薇関係だろう。 どうせ無理矢理たのまれたのだろう。 お人好しめ。と言いたいが…我慢した。
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