第1章 宿星―赤と緑

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ヒュッーー またもや矢が馬郭に向かって光を放つ。 「徒歩で弓とは笑止な!」 叫びながら再び矢を叩き落し、続けて一撃を加えようと差を詰める。 と、それまで暴風の如く周囲の砂塵を巻き上げていた馬郭の動きがピタッと止まった。
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