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奈狐「で。あたいに言いたい事ってなぁに?」
軽く微笑み、問うて来る姉さん。
その顔を、気恥ずかしさから直視出来ず。
フイ、と顔を背けてしまう。
奈狐「??」
あぁ、首を傾げる仕種すら愛らしくて。
この想いを伝えてしまったら、無防備に意識を向けてくれる様な優しい関係を壊す気がして。
其でも。
茴「私…私は、姉さんが好きです。姉としてだけでは無く、恋愛対象として…好き、なんです!もし、良かったら…私の恋人になって、…くださいませんか?」
何故か込み上げる涙を必死に堪えながら、一気に言い募り。
言い切ったと同時に私は涙を零し机に突っ伏したのでした。
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