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その一言でますます恥ずかしくて、どうしようもなくなる。
なんで、こんな状況になったのか、そんなことどうでもいい。
それより、彼のこの行動は、期待してもいいのだろうか。
俯きながら、彼をみようと視線をあげる。
すると、すぐに目が合って、彼の顔がみるみる内に赤くそまった。
うわ、どうしよう。
「あ、の…」
「そんな、美味しそうな顔、ダメですよ。食べられちゃいます」
例えば俺とかに、ね。
その言葉は重なる唇の間に消えていった。
入ってくる舌の不思議な感触に、ゾクゾクする。
どうしよう。どうしよう。
気持ちいい。
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