ブラック×ブルー

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「筋肉だけじゃなく、おまえは綺麗だ。俺がこれまで見てきた全ての生き物の中で、おまえが一番綺麗だ」 「え…」 俺は目を瞠った。 「そんな目で、俺はブルーを見ている」 目の前のブラックは僅かに頬を紅潮させながらも、ただ実直に自分の想いを俺に告げる。 「ブラック…」 思いもよらず欲しかったブラックの言葉を与えられ、俺の胸には締め付けられるような甘さと喜びとが広がっていく。 「…ふっ」 しかしすぐさまブラックぽい言葉のチョイスに俺は思わず吹き出した。 生き物って… 「す、すまん。やっぱり不快か?」 焦った表情で慌てて俺の顔を覗き込もうとするブラックの首筋に俺は両腕を伸ばした。
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