ブラック×ブルー

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俺は大股で基地内の廊下を歩いて行く。 「あ、ブルー!夕飯の準備が整いましたよ?」 その時、廊下の先の扉からひょっこりと顔を出したのはグリーンだった。 グリーンは緑のタイツの上にエプロンを付け、片手にお玉を持っていた。 そのお玉を機嫌良く円を描くように動かしながら廊下に出てくる。 「いらねー」 「え?」 俺は歩みを止めることもなくそんなグリーンの目の前を通り抜けようとする。 「ちょ、ちょっと待ってください、ブルー!」 俺の返事に驚いた表情を見せたグリーンは、お玉を持ってない方の左手で慌てて俺の肩を掴んだ。 「どうしたんです?体の調子でも悪いんですか?」
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