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*時は少々遡り*
「…宇宙~
ママちょっとご用があるから
おりこうさんにしててね」
「はーい♪
いってらしゃい~」
私は宇宙を留守番させ町内会の会合に出てた
用事が終わってつい近所のママ友と長話になって
家に帰ってみたら宇宙の姿がなく
私は慌てて部屋を出て近所を探した
「…堺さん
宇宙来てない?」
「来てなぞ!
いないのか?」
私は堺さんの店を訪ねて宇宙がいなくなった事情を説明して一緒に探してもらった…
「じゃあ
オレこち行くから
久留美ちゃんそっち探して」
「ゴメンね堺さん…」
暫く探していたら…
「ママ~」
「宇宙!…」
宇宙の側には男性がいた
(イヤ~誰!?)
慌ててた私はその男性が誰なのか分かってはいなくて
夢中で宇宙をその手に抱き締め落ち着きかけてから
やっとその男性が誰なのか分かった
「…泉…君!?
なんで貴方がここに?」
「…クルミ!?
どどっどうなってんだ?」
私自身も驚いてたら…
「ママ~あのね龍兄がお腹すいたんだって♪
ママのご飯おいしいって言ったら食べたいって…いい?」
「なっ宇宙っ!
ダメでしょ
知らない人に…」
「知らなくは…ないだろ?
キスしたなかだし…」
「ちょっ!?
やめてよ子供の前で」
「…宇宙ー久留美ちゃん~」
堺さんの声にハッとした
「宇宙
堺さんのところに行って待っててくれる?…
ママお兄ちゃんとお話あるから」
「うん♪
龍兄またね~」
「おう!
じゃあな宇宙~」
宇宙は堺さんのもとに行った
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