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「で
なんで貴方がここにいるの?」
「えっ~と偶然?
通りがかって…」
「通りがったって
す…」
「ストーカーじゃないぞ!」
泉君は慌てて否定した
「はぁ?
私はこの辺りに住んでるのかって聞こうとしたんだけど?
…ストーカーしてたんだ君」
「違うバカ!
偶々…そうだ!
散歩してたら宇宙が泣いてて
でも
それがお前の子供とはな~」
「…宇宙に近づかないで!」
私は泉君を睨み付けた
「お前が愛してる人って男は男でも子供だったてことか?」
「…だったらなに貴方には関係ない!」
「ゴメン…
知らなかったとは言え
昨日は失礼なこと言った許してくれ」
ずっと失礼だった彼が頭を下げた事に驚いた
「…貴方もちゃんと謝れるのね~」
「なっ!
俺だってそのくらの常識はあるバカにするな!」
赤面する泉君に私はクスクスと笑った
「わっ笑うな!」
「ゴメン可愛くてつい
ウフフ
ありがとう宇宙を助けてくれて」
私は笑顔でお礼を言った
そんな私を泉君はそっと抱き締めてきた
「ちょっと調子に乗るなストーカー離しなさい」
「ムリ離さない…誤解…だった」
泉君は抱きつきながらブツブツと独り言を言っていた
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