第1章出逢い

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毎日、家と会社の往復 私の名前は、斎藤久留美 三十路間近の会社員 彼氏なしの仕事に生きる仕事人間 「クルミさん 今晩飲み会あるです~ どうですか?」 「はぁ~ 尚ちゃん? 朝からそんなこと言ってないで仕事しなさい」 隣の席の後輩の尚ちゃんが仕事もせずに話しかけてきた 「は~い でもでも…」 「ハイハイ 駄々こねないで手を動かす!」 (ったく最近の子は どうせ男あさりでしょ?) 昼休みに入り私は社食で一人お弁当を食べていた… (なんか いつもより騒がしいなぁ さっさと食べてしまおう) キャーキャー騒ぐ女子社員たちの声が私の周りまで賑わってきた 「ここ いいですか?」 「えぇ どうぞ…」 (誰? この子まぁ どうでもいいけど) これが彼“泉龍之介“との出逢い。 午後一の会議の準備中 尚ちゃんが興奮気味に話しかけてきた 「クルミさん~ 龍之介くんとお昼一緒だったて本当ですか?」 「はっ! 誰それ?…」 「えっ!? もしかして知らないんですか?あの龍之介くんを…」 「知らないわよ それよりお茶の準備してきて」 「はぁ~ クルミさんそれは重症ですよ 男性に興味ないのは知ってましたが…ここまでとは はぁ~」 「…ハイハイそうですよ いいから仕事して…」 尚ちゃんはヤレヤレと言いながら仕事に戻った
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