第2章誤解

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「なに飲む?」 「烏龍茶で」 「…固いね~」 泉君はそう言って注文してくれた テーブルに烏龍茶が置かれて私はため息混じりに… 「あのね私…」 「なんで俺ダメなの?」 「貴方がダメってことじゃないの 必要ないのよ恋愛が だから私を貴方がフッて!」 「…なんで俺がフルの?」 「フラれたことないんでしょ貴方だからプライドが許さなくてそれで…」 「お前バカなの? 俺にだって欲しくても手に入らなかった事はある 今はクルミがそうだし それに…」 「私には愛してる人がいるわ だから 貴方を好きにはなれないの」 「さっき恋愛してないって言ったのにソイツを愛してると?」 「えぇそうよ 貴方と恋愛している余裕は私にはないの 他をあたって」 「そんなんで納得いくかよ!」 彼はそう言って強引に私の唇を奪った 私は驚き彼を突っぱねた 「なっなにするのよ…」 「なに 覚悟もなしに俺のこと誘ったの? 恋愛はしてないでも愛してるって体だけってことだろ?」 「なっ!? 違うバカ最低ねアンタ もう 二度と付きまとわないで!」 私は泣きながら彼を睨み付け店を出ようとしたら… 「ゴメン言い過ぎた もう付きまとったりしない…送るよ」 彼は私の返事も聞かずに強引に腕を引っ張り店を出た 店の前にはタクシー。 私を乗せると自分も乗り込んで… 「行き先言って!」 「・・・」 「言わなきゃ俺の家行くよ?」 私はハッとして運転手に住所を告げた
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