第1章

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「つまり、 元彼の話をしなかったら、 舞は、プロポーズはされていなかったかも? ってことになるのかな?」 モリリンが、いつもの如く名推理を披露した。 「は!!はあ???」 立ちくらみを起こしそうな私とは異なり、 当然といった調子で、レーナはフンと鼻を鳴らした。 「つまりは、 1年間、舞が浮気しなかったら結婚してやるよってこと?」 モリリンの発想力の豊かさに、全身の毛が逆立った。 「ありえない。ありえないから」 首を左右に振って、否定をする。
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