第1章

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レーナと、もりりんが、化粧直しへと消えて、なっちゃんが私の席の隣へと腰掛けた。 既にワインのボトルを一人で3本目へと突入していた私の手を、やんわりと、押さえてグラスを遠ざけた。 「ちょっと、レーナの言葉は舞にはきつかったかな」 苦笑いを浮かべて、なっちゃんは言う。 「きついもなにも、殺人レベルのナイフの刺さり具合ですから」 「まあ、そうかもね。 でもね、レーナは心配してるのよ。 舞の恋をけしかけたのは自分だからって、責任感じてるらしいし」 「責任?レーナが?」
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