第1章

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「そう。 レーナが、遠距離恋愛なんか、させるべきじゃ無かったって、 舞には、似合わない恋愛を選ばせちゃったって、悩んでいたから」 なっちゃんの口から聞く、レーナの本音。 そんな風に思っていたなんて。 考えても見なかった…。 もしや、それで成宮さんとくっつけようと企んで、この前、成宮さんを連れてきたのかな? 「遠距離の恋は難しい。それは、確か。 離れている分、早く一緒になりたいとか、 傍にいたいって気持ちは強く感じると思うけれど、 彼の告げた一年という時間は、 舞のためにも在ったほうがいいと、思うんだ」 「離れていたほうが良いって事?」 私の質問に、なっちゃんは笑顔で答えた。
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