第1章

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「....うん」 今すぐお嫁に行きたい!!! 心の中は、既に荷造りを終えて 彼の胸に飛び込んでいるけれど、 彼も、同じ気持ちでいるのは、 鈍感な私でもわかる。 ずっと、気持ちは変わらない。 信じあってなかったら、 こんな選択肢は選ばない。 きっと小栗じゃなかったら、 こんな約束、受け入れられない。 小栗の言葉を噛みしめている姿を、 クスリと笑い。 俯いたままのわたしの顎を 指先でくいと持ち上げた。
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