─仮面の恋─ Act3.プレゼントⅠ

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「美緒ちゃん」 聞いたことのある低い声。 …彼だった。 「全然、連絡くれないから。 迎えにきちゃった」 「えっ…」 「…迷惑だった?」 「そっ…そんなことないですっ」 とっさに、そう答えちゃった。 「良かった。 時間あるかな? お茶しようよ」 さらっと誘われて。 どうしよう…って迷った時、真紀の顔が浮かんだ。 真紀なら絶対、断らない。 あたしは思いきって、誘いに乗ることにした。
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