プロローグ

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日中は子供達や時には大人達が、それぞれ何かしらの目的で使って賑わっている公園。 けれど時間が変わるだけで、こうも不気味な空間に変わる。 不気味だ。 そんな事を考えていたせいか、数メートル先からブランコがギイギイと鳴り出した。 その周囲を街頭がチカチカと薄く照らす。 「マジかよ……。」 恐る恐るブランコを見てみると、三つある内の一つに何故か雨合羽を着た女の子が座っていた。 しっかりとフードまで付けて俯いている為、顔ははっきり見えないが、背丈から見て中学生ぐらいだろうか? 僕より年上にはまず、見えないが、幼い雰囲気がする。 ……気持ち悪い。
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