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「夢のあとさき」
桜庭瑞希(さくらばみずき)は、高校2年の女の子。
桜が綻び始めようという時、同級生の柏木美央(かしわぎみお)と共に、幕末にタイムスリップしてしまう。
幕末で目覚めた瑞希は、美央と離れ離れになり、長州藩の吉田稔麿(よしだとしまろ)、高杉晋作(たかすぎしんさく)らと出会う。
誰一人知る人のいない京都の町で、旅館の仕事を手伝う瑞希。
唯一の知り合いである彼らが、故郷の長州に戻る時から、瑞希は行動を共にすることになる。
少しずつ、芽生えてくる信頼関係。
少しずつ、育っていく恋心。
ある出来事をきっかけに「歴史を知っている」ことの重大さに気付き、彼らを助けたいと、強く願うようになる瑞希。
再び戻った動乱の京都。
美央との再会も果たし、稔麿への恋も自覚し始めた頃。
ある事件をきっかけに、新撰組へ。
彼女に隠された秘密。
稔麿と結んだ思い。
そして、池田屋事件へと物語は進み。
二人は歴史の中に埋もれてしまう…
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