9. 結末

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張り詰めた空気の中、パチパチと、手をたたく音が飛び込んできた。 割り込んできたのは、赤い着物を着た女。 そして、一匹の猫。 「良いものを見せてもらった」 満足そうに、のどを鳴らす。 「お前は・・・」 「鉄・・・?」 呆然とする男たち。 「鬼と人の子の戦い。見事であった」 見ていた? 「どちらが勝ってもかまわなんだが・・・。意外な結果になったものよ」 くすりと笑いをこぼす。
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