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「ねぇ、君は俺の何を知っているの?」
憧れていました。
好きです。
愛してる。
何百回と告げられた言葉。
どれもが、虚しく通り過ぎていく。
その言葉を俺にくれるのは、一人だけでいい。
一人しか要らない。
人から羨まれるほどの、整った顔立ちすら、時に疎ましい。
だけど、この外見のおかげで俺が有名になるというならば。
彼女が俺を見つけてくれるきっかけになるのならば。
必要なものかもしれない。
「これから知っていくために、付き合って欲しいと思うのは、迷惑ですか?」
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