好きになった人

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神様はこの世にいるのだろうか。いつもなら混み始める時間になっても客はいっこうに来ない。 いつまでも、いつまでも。 だから、二人の笑顔もいつまでも、いつまでも続いていた。 窓の外の海は、その笑い声を見守るように波打っていた。
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