食堂にいる彼女

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「あ、鈴木さん。いらっしゃい」 「こんにちは」 彼女のおばあちゃんがやっている食堂。彼女はその店を手伝っている。そして、僕は彼女目当てで通っているうちに名前まで覚えられるようになっていた。 「いつもの席開いてますよ」 「あ、じゃそこにするね」 よほど混んでいない限り、僕は海を眺められるカウンターに座る。この時期は街道沿いに植えられた桜を見る事も出来、座っているだけで癒される。そして、思うのだ。
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