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深夜 ????
痛い、痛いよ・・・
なんで、なんでこんなことさせるの?
「数値はどうだ?」
「ダメです、変化ありません」
白衣をきた二人の男が話しているのが聞こえる。
「何をしている!まだ終わらんのか!」
「しゃ、社長!」
もう一人の男が入ってきた。僕にこんなことをさせている張本人だ。
なんで、なんでこんなことさせるの? お父さん・・・
「す、すみません、中々数値が上がらなくて・・」
「ならば出力を最大まで上げろ!」
「しかし、そうすれば彼女は」
「それがどうした!変わりなどまだいる!我が会社が再び世界のトップになるために!そのためなら手段は選ばん!」
結局は会社のためか、僕のことは会社の利益のための道具にすぎないんだね。
「わ、わかりました、出力をあげます」
これ以上は本当に死んじゃうよ、死ぬ?僕は死ぬのかな?
いやだ・・・いやだ!まだ死にたくない!
男の手が装置に近づいている。死ぬ瞬間がどんどん迫ってる。
助けて・・・誰か、助けて!
男の手が装置に触れようしたその時、大きな爆発音がした。
「な、なんだ!」
「侵入者か!」
男の手が止まった。何が起こっているの?
「社長!」
「なんだ!あの爆発は!」
連絡してきた男に状況を聞く。
「今、世間で騒がれている例のIS操縦者です!おそらく黒、う、うあああああ!」
叫び声が聞こえ、連絡がきれた。
「おい!返事をしろ!」
社長が何度も言うが返事は帰って来なかった。その時入口が破壊され中に入ってきた。その姿は全身を黒色の鎧に包まれ、顔は見えなかった。片手には大きな剣を持っていた。
「つ、捕まえろ!はやく!」
二人の部下に命令する。
「む、無理です!生身で勝てるわけ・・え?」
言うのが終える前に剣を振り切った操縦者がいた。男の体は、2つにわかれて倒れていた。
「ひ、ひやややああ!」
もう一人の男は背中を向けて走ったが一瞬で追い付き、後ろから剣を振りおろした。
「な、なにが目的だ!」
「・・・お前の命だ」
社長のお腹に剣を刺し、振りあげた。社長は上半身を縦に切られ倒れた。
剣をしまい、彼女のもとに向かい拘束具を破壊する。
「あ、あなたはいったい・・・」
操縦者はマスクを解除し顔を見せる。
「俺は織斑一夏、遅くなってすまないシャル」
第1話 黒の復讐鬼
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