知りすぎるということ

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恋のこと Hなこと 心理のこと それらを知りすぎた。 私は知りすぎてしまった。 だから、いつも、いつも もっと激しいことを 求めてこんなに純粋なことを 忘れてしまっていたんだ どうして、私は知ろうと 頑張ったんだろう? 頑張ったことに後悔している。 …そうだ。恋愛は一人で 知るものじゃない そんなの分かって 知ったんだ 「っな?!な、何泣いてんだよ?! ごめんてば!!」 「んーん、違うの。 嬉しくて、さ」 そう言ったら何故か 思いっきり笑われた。 お前は慣れっこだろ? って… あぁ、やっぱり 知りすぎるということは 悲しくて寂しくて怖い。 「そんなこと!!」 ないなんて言えないから 言葉に詰まった 「そう…見えちゃうか… でも、ホントだよ」 笑ってみたら んな、顔で笑うなって 髪をくしゃくしゃにされた 何も知らずに恋を… 恋愛をしたかった 友情の好きと恋愛の好きを 見分けることが 出来なかったのかもしれない 今が初恋・・・なのかもしれない 知っているようで 何も知らなかった恋の始まり 「ねぇ、もっかい、キス・・・して」 「うぇ!?・・・え、えーっと」 緊張気味なのか少し硬くなっていたけど なんだか、可愛く見えちゃって じれったくて、私の方から キスしてやった。 「・・・っ!?あ、あ、あ、うぅ~~~~~~~~」 何も知らないところからもう一歩 image=482432187.jpg
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